愛しているものは、私が触れられないもの、そして永遠であるもの。それ以外のものは、たぶんたいして愛してはいないはずだ。それは愛していると思い込んでいるだけ、ただの盲信、見栄、執着。手ぶらでいるべきよ。転んだ時にすぐに立ち上がれるように。旅の準備は軽ければ軽いほどいい。もしも帰ってくるつもりなら。
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滅びの王国
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2010年4月の読書メーター 読んだ本の数:22冊 読んだページ数:6764ページ ■ブロデックの報告書 異質なものを嫌うのは人間だけでなく生物の本能なのだろうが、それを存分に操ったのは誰だったのか。小さな村に起きた「よそ者の到来」はくすぶり続ける戦渦に小さな火花を落...