誕生日じゃない日におくりものを貰うのはとても嬉しい。貰う立場じゃなくて贈る立場なのだけれど。何故なら誕生日は一日しかないからだ。ハンプティー・ダンプティーがアリスに紙に書かせた上に計算させたことによると。
いろいろーーあの人(たち)に会ったこととか、あの人(たち)と別れたこととか、自分を蔑んだこととか、卑しめたこととか、そういうことーー後悔することもあるけれど、それでもやっぱり、今日この日に私がちゃんと生きていたということは、それなりによかったのだと思う。取り立てて何もないいちにちももうすぐ終わる。誕生しない日のおくりものは大体いつも目の前に溢れている。
それを腕一杯に抱えていればいいのだよ。溢れんばかりのミモザの花束を抱きしめるように。なあ、おい?
2010年5月20日木曜日
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